産業用と住宅用の違い

産業用太陽光発電と一般家庭で使う太陽光発電は異なる

太陽光発電システムといっても、その種類は2種類あります。
一つは工場駐車場などの産業用、そしてもう一つは戸建てなどの一般住宅用です。
どちらも同じ機器を使っているように思えますが、実は異なる部分もあり。
それぞれの特徴にあわせた作りとなっているのです。

①太陽電池モジュールが違う

太陽電池モジュールは一見同じようにみえるものの、実は違うものを利用することもあります。

というのも、住宅の屋根に載せて使う住宅用太陽電池は、設置方法や使用環境はほぼ同じとなりますが、産業用太陽電池ではそうはいきません。
ビルの屋上に載せてしまっては風が強いことを考慮しなければいけませんし、海沿いにある施設では塩害対策が必要となります。

設置する建物の形状や環境によって、その設置方法などが大きく異なることもあるのです。
ちなみに、価格的には産業用太陽電池のほうが高額となります。特注扱いとなりますので、その割引率もそう簡単にはできません。

②パワーコンディショナーが違う

住宅用での太陽光発電用パワーコンディショナーは、大体2~5kw用となっています。

広い面積に設置する際は、2台のパワーコンディショナーを連結して使います。
産業用では、10kwのパワーコンディショナーを使うことが多く、設置したkwに応じて連結させていきます。
やはり、産業用の方が大きくなるのですね。

また、その設置場所にも差があります。
一般的には屋内設置型となりますので外に置くことができませんし、
ケースに入れる場合でもよほどしっかりとしたケースでなければメーカー保証から外れてしまうこともあります。
ところが、産業用ともなると、屋外設置が可能といったものも用意されているのです。

③設置架台が違う

住宅用の太陽光発電用架台は、屋根材にあわせてさまざまなパターンが用意されています。
ところが、産業用の太陽光発電用架台においては屋根に取り付けるというケースはほとんどなく、
折板屋根た陸屋根等への設置となり、その架台は特注品扱いとなります。

④補助金が出ない

国や地方自治体による補助金の対象となるのは、10kw未満です。
ですから、10kw以上の設置となることが多い産業用では補助金は無し…となります。
ところが、電力の買取方法では産業用の方が優遇されています。
3~4kw前後になりがちな住宅用では余剰電力買取で10年固定となりますが、
10kw以上となりがちな産業用では全量買取で20年間固定となっているのです。

⑤施工方法の違い

住宅用太陽光発電では、従来の家庭用電力に系統連系させて使います。
ところが、産業用太陽光発電…とりわけ50kw以上ともなると高圧電力で系統連系させなくてはいけなくなります。
その場合の設備も追加、変更などと何かと追加費用が加わることとなります。